お店に入ってメニューをみると、下の方に申し訳なさそうに小さな文字で*カロリー(エネルギー)量が記載してあったりする。なんだかカロリーというのはいつのまにか悪者にされているようだ。小さな文字表現をするときには記載者が何かやましいと思うことだが記載しないとイケナイこと、みたいな感覚がある。
*「小さな文字表現」部分を小さな文字表現したいのだが、このWPではできないので、そういう表現として読んでね。
カロリー(エネルギー)量ってなんだろうか?知っているようでよく知らない。
「熱量」のことらしい。熱量ってなんだろう?
ごはんを茶碗一膳食べると摂取できる熱量は200カロリーくらいらしい。あったかい炊きたてのごはんと冷やごはんとでは当然違うに決まっているが、そのことはどこを探しても書いていない。冷めたごはんをチンするとエネルギー量はその分増すんだろうか。増した分と電気料金の関係はどういうことになるんだろうか・・・疑問と悩みはつきない。
こういうのをちょっと詳しくやれば、すぐに専門家として雑誌だのに記事載せてもらえるのにね。
日本の食料自給率をカロリーベースで計算すると37%と言われているけれど、日本で暮らす人々が37%だけ生きていられるということなのだろうか。お腹はすくけれど頭が死んでいる状態だと何%生きている状態なんだろうか。あるいは下半身だけ元気で上半身が死んでいる状態は50%のカロリー消費状態といったりするんだろうか。
そういうことではなくて、1億人以上の人びとの37%しか生きられないという表現として言われていることなのだろうか。結構エグイ表現だなと思わない?
俺の住んでいる横浜はコロナの日本上陸の地、コロナ発祥の地としてそのうち石碑が建立されたりするのだろうか。何年前だったっけ?と思い出すと、あれは五年前、2020年の正月も明けないころのことだった。
コロナやコロナワクチンについては色々なことが言われている。俺は今回違った目線で書いてみたい。
地元のスーパーにいる俺は少し寒いので若干震えている。食料品スーパーはそれ自体が冷蔵庫だ。震えによる体内燃焼により出たエネルギーが今日一日の記憶を呼び覚まし、朝からのビジョンが脳裏に浮かぶ。走馬灯のように。
チャリンコで遠出をしようと、早起きして炊いたごはんを弁当箱に詰めていた。計画性がなく思い立ったら止まらない。俺のそういう性格がアダになりオカズが何もない。冷蔵庫の中はカラっぽ、何度覗いても同じ返事なのだった。大好きな鮭も、梅干しすらない。晴天の霹靂ハルマゲドン一大事だが海苔があった!海苔段々にしていこう。
鎌倉行きのいつものルートを変更して、それらしき時間にあそこの商店街のお肉屋さんに到着するようにと、ソースを小瓶に詰めて持っていく。お昼前になると商店街のお肉屋さんはメンチやコロッケやカツなんかを揚げている。いい香りが漂っているのだった。もう鼻の孔全開、よだれが出そうだ。
商店街のお肉屋さんでコロッケとメンチをひとつずつと注文すると、小さな紙の袋に入れてくれる。それを待つ間の自分を想像すると、まるで子供、はらぺこ小学生みたいだ。ほんの数分待つのがまどろっこしい。ようやく渡されたコロッケメンチ入り紙袋が余分な油を吸いこみ浸みている。紙袋というのは考えてみると女性の鼻の脇を拭くまでもなく油トリガミと包装容器を兼用してくれるスグレものなのだった。
ここから揚げ物が冷めきらないうちに鎌倉ビーチに到着するべく、なおもチャリペダルをこいでいく。えっちらほっちら、う~腹へった。海岸の砂浜に到着して弁当箱の蓋を開けてからの至福、輝く海と光るごはん粒。海苔風味で俺は海の底に沈んでいく。それ以上言葉では説明できない。というよりもう意識が途切れて無。
余談だが、寝るときに布団に入って、朝起きてからたった今布団に横になるところまでを思い出す。それでも眠れないときは、その逆をやる。今、布団に横になったところから朝起きたときまでを逆さまに思い出してみる。ディテールを辿る。眠くなる。君が学生なら成績も上がる(と思う)。
そして食料品スーパーで俺は今震えている。記憶のタイムマシーンと化している。
昼に油っこいものを食ったので少し胸焼けしている。油っこいものは高エネルギーだが消化にそれだけ体もエネルギーを使う。体を使わないと肥満になる。当たり前の話だ。そういえば、日本の牛肉は霜降りで柔らかく美味しい。が、しゃぶしゃぶで脂を落としたら実質グラムはどんだけグラムになるのだろう。脂はカロリーベース自給率に当然含まれているはずだけど、これらを除いたら何%になるのだろうか。食料自給率を確保するために肥満牛を大量生産しているなんてとてもじゃないが信じられない。食ったらエネルギー代えて動いたり考えたりして消費するのが生きてるってことじゃないのか。
晩飯は焼魚にしようか煮物にしようかそれとも面倒だから惣菜を買っちまおうか・・・。ちらっと横目に入った揚げ物の陳列棚の風景がいつもと違う。これはいったいどうしたことか、何が違うんだろう。目を凝らす・・・。ご丁寧に1個ずつパック詰めにされている。いつもならトングで挟んで油取り紙の袋に入れてレジに通していたはずが。そういえば肉も魚もパック詰めされている。計り売りしていた頃が懐かしい。食料品値段は大体カロリーとタンパク質の目安で値付けされているようだ。カロリーの質やたんぱく質の質は問題にされていない。
霞が関の省庁がこぞって国民にレジ袋有料化をお願いしていたのはコロナ前だったが、知ってたのか?穿ってしまう。マスクといい食料品パックといいアルコール消毒液といい、隠された謀略でもあるのだろうか。大袈裟な疑問は尽きない。
参考文献
京都府宮津市のゲノム編集魚養殖場が閉鎖、返礼品の22世紀ふぐ受付停止
自家製米ぬか石鹸の作り方:重曹と米ぬかを使った自然派スキンケア