2023年12月1日 10:27
砂漠の7,0
砂漠の民の視力は7,0以上あると昔何かで読んだ。
それならアフリカの草原の民の視力も同じくらい遠くまで見通せるんじゃないか。
陸地だけでなく遠洋漁業の漁師も海のずっと向こうまで見渡せるのではないんだろうか。
彼等にとっては実際に見えるから、数時間後に襲来する嵐や雨を察知できるが、それを違う生活環境に暮らす人に言ったらOMGとかマジックだとか神業だとか言われるのかもしれない。
これが実際に見える人と見えない人の違いだろう。見えないほどもっと遠くにある水の臭いを感知する能力を、野生動物だけではなく人間だって持っていたはず。持っていたはずの能力がなんで無くなってしまったのだろう。
便利が故に鋭い感覚が失われている。便利を支えているのはいったいなんだろう。
もしその「支えている何か」が失われたら、感覚を放棄してしまった人間はどうなるのだろう。
歩かなくなった人間や遊ばなくなった子どもや走ることを抑えられた飼い犬だとかは健康だろうか。
薬を飲んで血圧を下げて、それを健康と呼ぶ思想は健全なんだろうか。
書けば一晩中こんなことを続けることができるほど周囲に疑問が転がっているが、そういうことを続けると精神的に不安定になってしまうので、このくらいにしておこう。
これを読んだ人自身がこれらの疑問に何かを付け加えることができたなら、それが初めの一歩になるだろう。少数の人が百歩進むより、大勢の人が一歩進むことの方が場合によっては大切なのではないのか。